うだ話18


     うだ話18  これまで接した科学分析

2002/6に一度書いたものですが、やる気がなくなって放棄したもの。ちょっと見直して今回アップします。

これまで研究会で、分析者と直接お話させていただいたもの、分析を依頼したもので、気がついた点おば・・・・。

C14年代測定
中世の井戸から出土した木製品の年代測定を依頼。

資料1点のみの分析。土器から見た年代と100年近く差が出たが、一応中世の範疇で収まる。

やはり1遺構で数点資料の依頼が必要。また別遺構も資料の抽出が必要か?クロスチェックのために。それとよく聞く話で、分析者に遺跡の年代を教えないことが大切とのこと。遺跡の年代に合わないデータは分析結果として提出されない場合があるらしい。

結局、半減期など理論を駆使しての年代推定であり、絶対年代でないことに注意。C14の半減期以下の年代では特に注意。

脂肪酸分析
最近特に周知された感のある分析。現在主に行われているのはトリグリセリドの分析である。この分析だけでは植物、動物の違いが確定できる程度のものと古くから指摘されています。種の同定はどんなもんでしょう?
これは元企業技術者yさんによって検証されています。

DNA分析
動物の骨からミトコンドリアDNAを抽出し、増殖、Dループと言う特定領域での塩基、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の配列を分析する。分析自体は問題ないように見えるが、その後のクラスター解析で話がうまくいくすぎる印象が強い。これなら考古学の分析や生物学の形質分類はする必要がなくなる。DNA分析で何でもわかってしまう的な話は、ちょっと?????状態。

DNA分析は核DNAで行うのがベストであるが、考古学に応用する場合、長い年月での核崩壊、土中物質での汚染の問題で、増殖ができないための便宜的な分析。

胎土分析
土器などをすりつぶしてパレットを形成、それを蛍光X線分析するもの。土を形成する元素の中で、地域をよく表すとされる、K(カリウム)、Ca(カルシュウム)、Rb(ルビジューム)、Sr(ストロンジューム)の比率を比較する分析方法。

分析自体は取り立てて問題はないと思いますが、計測エラーが提示されない、全然ない(?)やデータ解釈が独善的すぎるような気が・・・。


これらの数値データは参考に使うには非常に有用ですが、数値をそのまま信用するのは・・・やめたほうがいい・・・と思います。

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