うだ話25


     うだ話25  電派考古学青年?

2004年の正月休み、遅れている原稿も書かずにネットでいろいろ見てました。すでにいろんなことが議論されているんだなと関心するとともに、アナログ世界にちっとも反映されていないなと落胆。

南河内考古学研究所の覚書におもしろい記事があったので、上の落胆についてうだ話・・。 (今ごろ気がついて何をいうか!!とのご批判があるやもしれませんが・・・・・。)

覚書7 おすすめ!! 電派考古学少年

とてもよく考えられた小話で、大変おもしろく拝見しました。数十年後の未来におけるある大学生の生活。ネットで授業の確認をし、書籍の検索をする。アルバイトや就職もネットで検索、交渉。全てがネットと接した暮らし。一つ目の落ち(私はそう感じたのでが、間違い?)は、就職はオフラインで公募があった物をたまたま見つけ、誰も応募しなかったので、うまく就職できた。最後の落ちは、発掘調査成果がすべてネット上にあるので、文化財保護法57条関係の問い合わせのあった件で逆に設計業者さんにつっこまれるというもの。

年代は20X0年となっていましたが、たぶん21世紀後半、少なくとも今から50年後ぐらいを想定されていいるようです。さて、この時間幅が微妙では?

手塚治虫が「鉄腕アトム」を考えたのは昭和30年代、テレビアニメになったのが昭和38年です。その時考えたのが2003年から後の世界。アトムは2003年4月生まれ(製造)です。ちょうど今の世界。描かれた世界は、超高層ビルが建ち並び、軌道内をエアカーが走る。AIをもつアトムが自由自在に飛び回り、大活躍です。50年後の世界はこうなっているって想像です。

今の世界を見回して、ぜんぜん違いますよね。極端にいえば、40年前と暮らしはまったく変わっていない。電化製品は40年前に比べると格段に普及してます。家族一人一人にテレビ1台なんて当たり前。携帯電話の普及率も固定電話を越えた?小学生ももつ時代。でも、生活の根幹はなにも変わってないでしょう?戸建て住宅への憧れはやはり強いですし、PC、ネットが普及して電脳化が進んでいるようですが、一家にネットできるPCが一台あるかないか。第一、アトムは飛んでいません。(笑)

ネットやハードの世界ですが、MS社のWindows95発表以来、PC、ネットは飛躍的に発展しました。Windows98発売以降のPCの発展はめざましく、CPUクロックが400Mhz前後だった物が、今や3Ghzを越えています。5年間で約8倍のスピードアップ。CPUだけでなく、PCに伴うハードは全て毎年倍々状態で発展しました。低価格化もすすみ、以前50万円以上だった販売価格は、ここ数年は10数万円で手に入ります。(私がはじめて買ったPCは、DOS3、286の16Mhz、HDは20MBでした。40万円也〜。)

発掘調査報告書もデジタル化、ネット上にアップの必要性が説かれるようになって、もう数年たちます。おがみさんが上の記事を書いたのも1999年。それ以前からいろいろ活動されています。アームチェアさんは、デジタル化を主コンテンツにしたサイトを公開されています。ここ数年、調査報告書にCDが付属するものが多くなっていますし、報告書自身がPDFファイルでCDのみのものまであります。おがみさんアームチェアさんたちはファイルをWEBサイトにアップされていますし、自治体でアップするところもでてきました。

ハード、ソフト共に、ここ数年の動きはめざましいものがありますが、調査報告書のデジタル化は進んでいますか?これだけ条件がそろっているにもかかわらず、思ったほど進んでいませんよね。印刷原稿はテキスト、tiff渡し、組み版、出力はPCとバックグラウンではデジタル化なんですが、成果品は紙に印刷。おがみさんが書かれたようなことが実現するのは、はてさて何十年後か?

手塚治虫が50年前に考えたことが、今、実現していないのと同じように、20世紀の終わりに皆さんが考えたことが、21世紀後半、実現しているかというと疑問符がつきそうですね。少なくとも21世紀のうちに、電派考古学青年は存在しないでしょうね。電派考古学老人も!ふ〜落胆!

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