うだ話30


     うだ話30  大学生に求めるもの

今の大学生って、普段どんな活動をしているのでしょうか?

私たち、いや、私はほとんど行政の発掘調査の補助員に行っていて、大学の授業はぜんぜん出ていません。大学に行くのは、報告書探しとクラブ活動かな?(笑) 何とか単位はとれましたので、卒業はできました。

考古学ではありませんが、大学関係者とお話していると、今の学生さんって、熱心に授業に出て、休講が多いと先生にクレームがつくそうですね。大学院なんかでは社会人の方が多いからかもしれませんが。(自費で勉強しているから・・・・。)

さて、考古学研究室の学生さんに求めるものは、やっぱり「ものをみる目」、「ものを理解する知識ですね。」就職してから現場ですぐに必要になるのは、様々なことを判断する知識なので、理論だけの頭は必要ありません。理論はどこまでいっても理論なので、実際のことは判断できません。現実の事象とは相容れません。よって、できるだけ多くの現場を経験し、たくさんの土器なり遺物を実測する。これが一番必要なことと思います。それと、民俗例など、ものを理解するための知識。遺物のほとんどが民俗例から用途を推定するので、使い方がわからなければものは理解できない。とにかく、様々な事象にふれて経験する、学校ばっかり行ってないで、経験を積んでほしいです。そのための時間はいっぱいあるのですから。何でもかんでも専門的な深い知識をもてといっているのではなく、広く浅く、社会に出てから一定何でも受け入れられる器をもってほしいです。

それと、やっぱり必要になるのは、「文化財行政の知識」でしょう。授業で文化財保護法や文化庁の各種通知などを内容にするものは無いでしょうし、これは自分で勉強しないとしょうがない?文化財の関係に就職して、まず必要になるのは文化財保護法の57条関係届出と指定文化財関係の条文です。このへんの知識なしで、採用後、とんでも無いことをしている人のことをたまに聞きます。実際の作業なり、書類の流れを経験することは不可能でしょうが、アルバイトに行っているところの職員さんに聞くとか、ネットにアップされている情報を読むなりして、ある程度は知識を得ることが必要だと思います。せめて、文化財保護法は熟読しておくこと。保護法を運用するにあたっての文化庁からの通知、都道府県からの指示はとても多いので、これは就職してから覚えるしか仕方ありませんが、その基礎の保護法は先に理解したほうがいいと思います。

以上、大学に求めるものはなにもなくて、学生に求めています。広い知識、器、柔軟性。

学問ということでは理論は大切でしょうが、行政に就職するなら業務の部分ではまず理論を捨てること・・。学問がしたければ行政に就職しないこと・・。(ちょっと極端?(笑))
行政と学問とをうまく切り替えられるなら、行政に就職すること問題なし。ただし、研究にさける個人の時間は少しですよ〜。覚悟できるかな?

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