うだ話7


     うだ話7  ブタとイノシシ

最近、原点に戻って勉強し直すべきと思い、いろいろ資料集めをしています。表題についてモデル論を書こうと思っていますが、最近の研究動向は私が10数年前にやっていたことと雲泥の差がありちょっと戸惑っています。

出土遺体の分析は非常に緻密になり、様々な分析方法によって多様なアプローチがなされています。 それぞれの結果、結論についての具体的な反論は、乏しい私の知識ではできませんが、何か納得のいかないことばかりで・・・・・。

最近それに気がつきました。何故納得できないのか?人間の側の分析が全くなされていないからだと。

歯牙や頭蓋骨など、分析の俎上にあるのは飼われている側の動物ばかり。飼う側、人間の分析は全く行われていません。食料と飼料の関連、飼育遺構など、飼う側と飼われる側の両方を分析して初めて事実に到達するのでは?

形質的に変化するほど飼った場合、沢山の飼料が必要ではないか?当時の人間に自分たちの食料以上に飼料を確保する余裕があったのか?それだけ変化するならば、飼育場などの遺構があってもいいのではないか?といろいろ疑問に思ってしまいます。この部分を明確に答えてくれる論文は、現状、無い様な気がしています。

「それがどうした!」という声が聞こえてきそうですが(山村さんの風表現 (笑))、納得できないのです。

今、モデル論を書いた上で、具体的な事象にあたりたいと考えています。本当に一からやり直し。動物学、生態学、遺構遺物論などなど 。いつになったら完成するかわかりませんが・・・・・・。

以上、うだ話+決意表明でした。お粗末m(_ _)m

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