うだ話27


     うだ話27  考古学は宝探し?

一般の方の考古学への認識って、どうもインディー・ジョーンズに代表されるようです。

いつも聞かれるのは、「いいもの出た?」です。新聞紙上をにぎわすものも、「最古!」「はじめて!」「教科書を書き換える発見!」ですかね?これって結局宝探し。(新聞報道に関しては、情報提供する側にも問題ありかも?)

考古学雑誌や考古学研究、日本考古学などのメジャー学会誌をみても、古墳時代以前の古い時代の遺物論や集落論で埋め尽くされている。小さな土器片の分布を積み上げて、小地域から旧国単位にまで発展させるような古代以降の論文ってみたことないですよね。中世以降の論文なんて皆無のような気がします。地域に根ざした細かい分析は、地域の小さな研究会の会誌に発表されている。これって、一般の方の目にふれることはありませんので、世間一般の認識も、学会のメジャー誌の認識もあまり変わらない?  結局、みんな、宝探し!(..ゞ 

これで、いいのでしょうか?

考古学は宝探しではありません。細かい土器片が土の中から出てくるのが一般的な遺跡のあり方で、そこから様々な情報を収集して、考えて、地域史を作る。それをどんどん発展させて、日本、世界の歴史を「もの」から考える学問です。いい遺物が出てきたから、それでいいではありません。逆に一点だけいい遺物が出ても、学問的な価値はない。比較検討するものがなければ、単に出たというだけの話です。

単発発見に踊らされ、宝探しに思われるようなものは学問でないかもしれませんね。

最近、新聞記事をまとめた有名な雑誌をみていて思った感想です。発見された後の分析が大変で、楽しいことなのに、出た出た出たのオンパレードで、「それがどうした!」って思いました。(^^

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